コラム

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自覚症状が少なく、身近な怖い病気「心房細動」とは?

早期発見で脳梗塞・心不全を防ぐ

循環器内科 尾垣 広幸

実は身近な病気「心房細動」

不整脈の一種である「心房細動」は、加齢、ストレス、飲酒、喫煙、過労などが原因で起こる、非常にありふれた病気です。統計では、80歳以上の男性の4.4%、女性の2.2%に見られるとされています。
特に、高血圧や糖尿病、肥満などの持病がある方は、発症率がさらに高くなるため注意が必要です。

「およそ半数」が自覚症状なし

心房細動の症状には、動悸、ふらつき、胸の不快感、めまいなどがあります。
しかし、約半数の方は自覚症状がありません。これが不整脈の最も厄介な点です。自覚症状がないまま放置してしまうと、心臓の中に血栓(血の塊)ができやすくなり、それが脳へ飛ぶことで「脳梗塞」を引き起こしたり、心臓のポンプ機能が低下して「心不全」を招いたりするなど、命に関わる事態につながる恐れがあります。

早期の発見、治療、管理が大切です

不整脈は、早く見つけて適切に治療・管理を行うことで、重大な合併症を防ぐことができます。
「最近疲れやすい」「時々胸がざわつく気がする」といった些細な違和感がある方はもちろん、自覚症状がない方も、健康診断で指摘された際や気になることがある時は、どうぞお気軽にご相談ください。